アンドレアス・デルフラー製作のヴァイオリン・ゴールド弓のご紹介

デルフラー

ドイツを代表する弓製作工房「デルフラー」より、第四世代を継承する「アンドレアス・デルフラー」製作のヴァイオリン・ゴールド弓が入荷しました。

※2020年5月15日に公開した投稿ですが、新たに撮影した写真を追加、一部の文章も修正して2020年6月17日に再度公開しました。

※2022年10月のラインアップ変更に伴い、品番と希望小売価格を変更しました。

デルフラーVN-500
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アンドレアス・デルフラーは、父ウォルフガング・デルフラーの下で幼い頃より家業に親しみ、長じてミッテンヴァルトの製作学校に入学、その後さらにマルクノイキルヘンの製作学校において弓製作技術を磨き上げ、国家資格「マイスター」の称号を獲得しました。また、幼い頃よりフランクフルト・ムジークメッセなどで世界各国のメーカーやディーラーと交流を重ね、洗練されたデザインセンスや高い製作精度を求める現代の弓製作のトレンドについて理解を深めてきました。

アンドレアス・デルフラー
アンドレアス・デルフラー

従来デルフラーの工房では、二代目エギディウス以来の伝統的なモデルで弓製作を行ってきました。圧倒的な品質の安定性を誇る「質実剛健」ともいえるそのスタイルは、製作する弓のグレードや求められる適性に沿った材料を豊富なストックから選別することで実現してきました。それはまさに、数世代に亘り苦心して蓄えられてきた豊富なペルナンブコ材があってこそのものでした。

デルフラー
豊富なペルナンブコ材を確保し、その中からグレードに合う最適の材料を選び抜きます。

そんなデルフラーですが、ロッコーマンの依頼により、2000年ごろからフランスの名工ユージン・サルトリの作品を研究し「サルトリモデル」を開発、演奏性が向上したことで高い評価を獲得しました。そして、アンドレアスが本格的にマスターボウの製作に関わり始めた2013年からは、現代のフランスの個人製作家やベルギーのピエール・ギヨームの作品を研究、さらに進化したモデルの開発を進めてきました。

マルクノイキルヘン弦楽器製作学校
アンドレアスが卒業したマルクノイキルヘンの製作学校。ドイツの弦楽器製作の中心地の1つであるマルクノイキルヘンは、19世紀末から20世紀初頭にかけて全盛を極め、多くの富豪を生み出しました。この建物はそのうちの1人が築いた邸宅でした。
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今回のヴァイオリン・ゴールド弓は、この7年間のアンドレアスの集大成ともいえる作品。圧倒的な在庫を誇るペルナンブコ材の中から、彼の目指す優れた弓に相応しい材料を選び製作された逸品です。8ヶ月をかけて製作された弓は、わずかに2本のみ。試奏をご希望の際はお早めに【お問い合わせ】ください。

アンドレアス・デルフラー製作 ヴァイオリン弓「No.4 Artist Gold」
希望小売価格 ¥660,000(税抜価格 ¥600,000)

【固定ページのご紹介】

ドイツを代表する弓製作工房
「デルフラー 」

80年以上の歴史を持ち、世界中の弦楽器専門家から信頼を集めているデルフラーの楽弓について、【こちら】で詳しくご紹介しています。

CatalogTop

【弦楽器カタログ】

2020年1月に発行した「弦楽器カタログ」

デルフラーの楽弓について紹介されています。また、ロッコーマン取り扱いのその他の楽器や弓についても網羅しています。
こちら】のページからダウンロードいただけます。

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