ドイツの名門ゲッツ社のヴァイオリン「#98MT」を発売

コンラッド・ゲッツ

ドイツ・マルクノイキルヘンで4世代135年の伝統を持つゲッツ社。弦楽器に関わるあらゆるものを取り扱う専門家として培ってきたノウハウを元に、独自のブランドでヴァイオリンを発売しました。ドイツ内外の生産者と緊密な関係を持ち、たしかな情報を持っているからこそ実現できる正真正銘のドイツ・ヴァイオリンです。

コンラッド・ゲッツ #98MT
コンラッド・ゲッツ #98MT
表板、裏板、横板、ネックには全てヨーロッパ産の材料を使用。
コンラッド・ゲッツ #98MT
コンラッド・ゲッツ #98MT
ボディ裏のボタンには、ゲッツ社の刻印が施されています。
コンラッド・ゲッツ #98MT
初心者にも調弦しやすいよう、ウィットナー社製のアジャスター付きテールピースを採用しています。音に重要となるブリッジはオベール・リューテリエ製です。
コンラッド・ゲッツ #98MT

コンラッド・ゲッツ  ヴァイオリン「#98MT」
希望小売価格 ¥160,000 +税

コンラッド・ゲッツ
クラウス・ゲッツ(左)とサイモン・ゲッツ(右)の親子
ドイツ・マルクノイキルヘンにて135年以上続く名門「ゲッツ社」を率いる。
マルクノイキルヘン

マルクノイキルヘンは、ドイツ東部の小さな街です。17世紀にボヘミア(現在のチェコ西部)から移住してきたプロテスタントによって、弦楽器製作が始まりました。その後、19世紀の終わりから20世紀の初めにかけて、ドイツ帝国の誕生により加速した産業革命の影響を受け、世界有数の弦楽器生産量を誇る地域となりました。フランス・ミルクールで発達した大工場での大量生産ではなく、家内制手工業を中心としそれぞれ独立した職人達(例えば、ボディのみ作る、ネックのみ作る、ニスの専門家、など)が協業し1つの楽器を製作するという独自の方法で大量生産を行い、アメリカやイギリスに大量の楽器を輸出していました。

コンラッド・ゲッツ
ドイツ・マルクノイキルヘンのゲッツ社のオフィス

そして第2次世界大戦における敗戦により、ドイツには東西分断の時代が訪れます。旧東ドイツの統制下となったマルクノイキルヘンでは、国営企業により弦楽器製作の伝統が引き継がれました。しかし、ボディ製作、ニス、セットアップ、パーツ製作など、それぞれの得意分野に特化した職人達の技術は、全盛期から見ると衰えたとはいえ健在でした。この東ドイツ時代に活躍したクラウスは貿易会社としてゲッツ社を発展させ、マルクノイキルヘンの伝統への知識と人脈を守り抜きました。コンラッド・ゲッツのヴァイオリンは、こうした土壌に育まれて誕生したのです。

ロッコーマンでは「#98MT」の他に、「#110MET」(希望小売価格 ¥220,000 +税)および「#115CA」(希望小売価格 ¥300,000 +税)を販売しています。詳しくは【弦楽器カタログ2020】をご覧ください。

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