フランスの弦楽器工房「オベール・リューテリエ」定番3モデルのご紹介

オベール・リューテリエ

フランスが誇る弦楽器工房「オベール・リューテリエ」では、名工ジャン・バプテスト・ヴィヨームが製作した楽器を参考にヴァイオリン、ヴィオラ、チェロを製作しています。定番モデルが3つあり、それぞれ「J.B.ヴィヨーム」「ジョルジュ・ミシェル」「セリー・リミティ 」と名付けています。今回は、この3モデルの違いについて、詳しくご紹介したいと思います。

オベール・リューテリエ ジャン・バプテスト・ヴィヨーム
オベール・リューテリエの楽器は、名工ジャン・バプテスト・ヴィヨーム(1798-1875)の楽器を参考にして製作されています。

モデル「J.B.ヴィヨーム」

オベール・リューテリエ ヴィヨーム
オベール・リューテリエ ヴィヨーム
オベール・リューテリエ ヴィヨーム
オベール・リューテリエ ヴィヨーム
オベール・リューテリエ ヴィヨーム

「J.B.ヴィヨーム」はその名の通り、偉大な製作家ヴィヨームの名前を借り、そのモデル名としています。オベール・リューテリエの製作する弦楽器の中では最もスタンダードなモデルで、冬目(木目の濃いところ)が太くしっかりした表板を使用することが多く、裏板には綺麗な虎目が入っています。オベールでは伝統に則って主にフランス産の材料を使用しますが、ボスニア産のメイプルを使う場合もあります。どちらにせよ、乳白色の美しい材料です。

オベール・リューテリエ ヴィヨーム
「J.B.ヴィヨーム」のフィッティングはエボニーを採用しています。

「J.B.ヴィヨーム」の音の特徴は、明るく健康的に鳴ることです。これは少し硬めのアルコールニスを使用しているためで、このモデルの大きな特徴です。また表板と裏板に厚みを残し、ネックにもある程度の重さを持たせているため、永く使えば使うほど楽器が成熟し、響きがより充実したものとなっていきます。

「J.B.ヴィヨーム」希望小売価格(税別)
ヴァイオリン  ¥650,000
ヴィオラ    ¥700,000
チェロ    ¥1,250,000


モデル「ジョルジュ・ミシェル」

オベール・リューテリエ ジョルジュ・ミシェル
オベール・リューテリエ ジョルジュ・ミシェル
オベール・リューテリエ ジョルジュ・ミシェル
オベール・リューテリエ ジョルジュ・ミシェル
オベール・リューテリエ ジョルジュ・ミシェル

「ジョルジュ・ミシェル」はJ.B.ヴィヨームと同じく、冬目が太くしっかりした表板を使用することが多く、また裏板の綺麗な虎目はライトブラウンのニスがより美しく際立たせてくれます。J.B.ヴィヨームとの違いは、ニスの色とフィッティングだけですが、それだけで見た目も音もまったく違ったものに感じられます。

オベール・リューテリエ ジョルジュ・ミシェル
「ジョルジュ・ミシェル」のフィッティングにはローズウッドを採用しています。

「ジョルジュ・ミシェル」の音の特徴は、温かく豊かな響きです。ライトブラウンのアルコールニスは木目を際立たせ美しく見せるだけではなく、音色にまろやかさを与えてくれています。J.B.ヴィヨームと同じように、表板や裏板の厚み、またネックの重さもしっかりしており、永く使えば使うほど成熟した響きになっていきます。

「ジョルジュ・ミシェル」希望小売価格(税別)
ヴァイオリン  ¥700,000
ヴィオラ    ¥750,000
チェロ    ¥1,300,000


モデル「セリー・リミティ」

オベール・リューテリエ セリー・リミティ
オベール・リューテリエ セリー・リミティ
オベール・リューテリエ セリー・リミティ
オベール・リューテリエ セリー・リミティ
オベール・リューテリエ セリー・リミティ

「セリー・リミティ」は、日本向けの限定モデルです。約20年前にオベール・リューテリエがモデルの見直しを行なった際、永年ベストセラーであったこのモデルを残して欲しいというロッコーマンからの要望で、日本向けにのみ継続生産してくれることになりました。J.B.ヴィヨームやジョルジュ・ミシェルより、ワンランク上の材料を使用し、ニスも仕上げにオイルニスを使用するなど、よりこだわった仕様となっています。

オベール・リューテリエ セリー・リミティ
「セリー・リミティ 」のフィッティングにはボックスウッドを採用しています。

「セリー・リミティ」の音の特徴は、明るく華やかな音色です。冬目と夏目が整った裏板と上質な表板を使用していることで、バランスの取れた輝かしい響きを生み出し、それをオイルニスの柔らかさで包み込んでいます。他のモデルと同様に、表板と裏板に適度な厚みを残しているため、永く使っていただくことでより成熟した響きに成長していきます。

「セリー・リミティ」希望小売価格(税別)
ヴァイオリン  ¥800,000
ヴィオラ    ¥850,000
チェロ    ¥1,450,000


オベール・リューテリエの定番3モデルのご紹介をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。大きな違いとしては「ニス」と「フィッティング」そして「材料」の3つとなります。楽器を製作する「型」や基本的な設計は3モデルとも同じです。

【限定生産品のご紹介】

2018年に限定生産された
「ジャン・フランソワ・ニコラス」

下地のニスにアンティーク調のグラデーションを施し、仕上げにはオイルニスを用いました。
こちら】の投稿で詳しくご紹介しています。

【固定ページのご紹介】

フランスが誇る弦楽器工房
「オベール・リューテリエ」

その歴史や工房の様子については【こちら】のページで詳しくご紹介しています。メーカーが制作した動画もございますので、是非ご覧ください。

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【弦楽器カタログ】

2020年1月に発行した「弦楽器カタログ」

ロッコーマンの取扱商品のうち、主要ブランドを網羅しています。
こちら】のページからダウンロードいただけます。

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